レンコンの歴史
(C)renco
レンコン(ハス)の原産地には諸説あり、中国などのアジア熱帯原産地説、エジプト原産地説などがあります。また、食用としての栽培の始まりは、インドと言われています。世界の熱帯、温帯に広く自生しています。
日本でも2千年前の蓮の実(大賀はす)が掘り出され、その後今でも花を咲かせる話は、レンコンの生命力の力強さを感じます。また、レンコンの穴から「先が見通せる」ということで、縁起の良い食べ物とされてきました。おせち料理には欠かせない食材です。
レンコンは宗教などにも深く関わっており、インドでは紀元前3千年もの古い時代から、多産や生命力を作り出す象徴とされてきました。仏教では、釈迦(しゃか)の誕生を告げて蓮の花が開いたとされ、蓮台(れんだい)という仏教の台座は蓮の花のことです。中国や日本でも仏教でいう極楽浄土とは蓮池のこととされていたので、寺院では境内に競って蓮池を作ったそうです。泥水の中から清らかな花を咲かせるはすは、清純を表すシンボルといえます。
レンコンの栄養
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●レンコンの主成分はデンプンで糖質が約15%を占めています。カットした
時に糸を引く粘り気の成分は糖とタンパク質が結びついたものです。
デンプンやこの粘り気の成分によって独特の食感となります。
●ビタミンCを多く含んでおり、皮や節には多量のタンニンが含まれています。
ミネラルではカリウム、亜鉛、銅、鉄を含みます。
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